海中探索ゲー:Subnautica
ps4のフリープレイに眠っていた本作「サブノーティカ」を一言で表すなら。
下手なホラーゲームより断然怖い海中探索ゲーム
であろうか。
新しい海域に出れた時の嬉しさより装備のアップグレード素材を手に入れた喜びより何よりデカい新生物の鳴き声が聞こえた時の恐怖と言ったら…
さて、筆者はホラー映画好きでもあるのだが、恐怖とはなんであろう。
人間の本質的な恐怖。そう。闇である。
このゲームでは海を題材としており、その過程で何百mもの深海をも探索することになる。
新しい装備で調子に乗って拠点から離れた海に出る時、素材を求め深海へと潜る時に闇は訪れる。
地図もなければ目印もなく、ただただ広すぎる空間。微かに聞こえる聞き覚えのない鳴き声。
そこに自分の何倍ものサイズの生物が突然現れたときにはもうチビりそうになるのである。誰だってそうだ。
このゲームのストーリーをザックリと説明すると異星の海に叩き出された!救助が来るまでなんとか拠点を立てて生き延びなきゃ!
って感じである。
サバイバル好きのプレイヤーも安心していただきたい。救助なんてこねぇし、来ない方がマシだったとさえ思うから。
星からの脱出のためにはとにかくロケット建築の材料とその他モロモロ必要なものは多い。
それらをかき集めるためには残念ながら怖い思いをしても遠く深くまでビビりながら手を広げるしかない。
装備を固めてやっとビビらずに探索できるぜ!と思いきやその装備を上回るヤバい生物が現れて、その生物を対策するために装備を固めて…を延々と繰り返してるうちに「この辺はあいつ出るから避けて通ろう」とかを考え始めれるようになる。
そして圧倒的なのは探索によるやり込み要素のPDAデータだろう。ストーリーに関わるものはもちろんの事こと、ありとあらゆる生物や超文明にテキストが設定されており、その数は余裕で100を上回る。それを地図すらない海の中から探り出すのだから楽しくないわけがない。流石にコンプは諦めたが。
ワープさせてくる生物とか頭おかしくね?とかいうプレイヤーの誰もが抱いた問題に対する伏線の回収も丁寧。